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あの頃、この時、果実堂アーカイブス館③

現在の果実堂の東京事務所は五反田ですが、皆様は果実堂の最初の東京事務所がどこにあったかご存知でしょうか。

2005年の春、果実堂は横浜市内の日本大通りに面する三井物産ビルに入居しました。このビルは1911年(明治44年)に設立されモダン建築の先駆けのような趣きのある建物です。
エレベーターはなんと引き戸式です。

当時の井出社長の頭の中の99%が短編映画製作のことで占められていました。
「この建物がいっぺんで気に入りました。眼下には日本大通りの並木道、ちかくには山下公園、チャイナタウン、港情緒あふれるダイニングバー。このような雰囲気に包まれながら映画関係者とじっくりと打ち合わせしたいと思いましたね」と井出社長。
(要は形から入ったことだと思いますが・・・・)その言葉通り、映画編集者、カメラマン、脚本家の卵達が集って映画談義に花を咲かせていました。

東京事務所にある半透明な洒落たテーブルはその時の唯一の名残りです。

しかし井出社長の想いとは裏腹に映画プロジェクトは好転せず、サプリメント事業やベビーリーフ事業に重心が移行して、それとともに横浜の事務所も果実堂の歴史から静かに消えていきました。

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(引き戸のエレベーター)

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(五反田東京事務所のガラステーブル)

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あの頃、この時、果実堂アーカイブス館②

皆さまはミネラルのことは知っていますか?ミネラルは五大栄養素の一つです。不足すると健康なカラダではいられなくなり、味覚障害になったりもします。

果実堂は2007年3月、毛髪を用いた子供向けのミネラル診断の仕事を開始しました。身体の中のミネラル量を調べて、 不足している子供にはお母さんに対して栄養指導を行い、 食生活の改善を促すというビジネスです。

熊本大学医学部や赤十字病院、コープくまもと様のご協力を得て、熊本大学の学生を対象にミネラル診断を行い、その測定結果はマスコミからも大きく注目されました。

井出社長の鼻息も荒く、3500万円もする測定装置をポンと購入し、味覚障害を題材とした「味気のない女」という短編映画まで撮影しました。

しかし……診断依頼は待てど暮らせど来ず閑古鳥だけが高らかに鳴き続けた結果、ミネラル診断事業は静かに果実堂から消えていきました。

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(熊本日日新聞にも掲載されました)

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(短編映画「味気のない女」の撮影風景)

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新シリーズ、あの頃、この時、果実堂アーカイブス館①

2005年の秋、果実堂の第一号商品となる“フルーツたっぷり、ビタミンたっぷり、まるごと皮ごとサプリメント”<フルミン>を発売しました。

水俣の福田農場ワイナリーで採れた甘夏の皮を乾燥、陳皮状にして、岩手県の夢実耕望(岡田精工グループ)にお願いしてサプリメントにしました。
発売日は東京ドームホテルで食品ライターを招待してフルミンの発表会をしました。渋谷駅の井の頭線ホームのすべてのポールにポスターを貼り、電通にお願いしてネットや雑誌にも広告を出しました。フルミン便りという雑誌も編集して、熊本県内ではテレビとラジオでコマーシャルまでも流しました。

それでも、さっぱり売れず………第一号商品フルミンは果実堂の幻の商品として姿を消していきました。

(<フルミン>の記者発表)

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(渋谷駅の井の頭線ホームのポスター)

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