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カーボンフリーに向け不耕起農法の研究~ヘアリーベッチ~

皆さん、緑肥として植えられる“ヘアリーベッチ”をご存じですか?

そもそも緑肥とは、植物を土壌にすきこんで肥料にすることで、水田で見かけるレンゲ草も農家さんが緑肥にするため種子を撒いたものです。

果実堂でも農地の一部に、マメ科の“ヘアリーベッチ”を播種しています。ヘアリーベッチが生えることで雑草を抑制し、伸びた根っこは土壌中の根粒菌という微生物と共生して植物の成長に欠かせない窒素を蓄積してくれます。枯れてからは覆いかぶさって土壌を乾燥から守る被覆効果があり、自然のマルチとして最後まで活躍してくれます。

果実堂の研究所では、カーボンフリーに向けた不耕起農法の研究を進めてまいります。

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追伸:先週の撮影時は鮮やかな紫色の花も付き始めていました。皆さんも緑の絨毯“ヘアリーベッチ”をお近くで探してみてください。そしてヘアリーベッチでふかふかになった農地の一部に、少しだけトウモロコシの苗を植えました。トウモロコシが実るころ、社員と家族で収穫したいと思います。